ドラマや漫画を見ていると、よくある「ひと目惚れ」。
あなたは経験がありますか？
ないけど、、、
それより一目惚れされたいわ。
わかる。同意。
確かに。その通り。
今回は、一目惚れのメカニズムを深掘りしていきましょう！
一目惚れされる側になれる……かも？
アメリカの心理学者ジョン・マナーの実験
フロリダ州立大学のジョン・マナー氏は、ある「視線」に関する実験を行いました。
実験内容
同大学の学生に行った実験です。
人の顔の写真を見せ、1秒で他のものに視線を移すよう指示する
そして、その写真から視線を外すまでの時間を計測する実験を実施しました。
被験者は男女ともにおり、魅力的な人、一般的な人の2種類の写真を準備しました。
実験からわかったこと
相手が魅力的かどうか判断する時間はおよそ0.5秒ということがわかりました。
また、男女に差はほとんどなく、魅力的に感じた写真は0.5秒長く見つめていたそうです。
別の実験では、男性は好みの女性を8.2秒も見る傾向があることがわかりました。
いや、7秒も指示を無視かよ！
独身と、恋人持ちによって結果も異なっていました。
恋人持ちの場合、異性よりも同性に意識が行くのです。
自分の恋人が奪われないか？といった思考が無意識に働き、長く見つめてしまうそうです。
一目惚れした脳内で起きていること
人が恋に落ちると、脳内ではPEAという物質が大量に分泌されます。
この物質により心が麻痺状態になり、他のことが考えられなくなる……。
俗にいう「理性を失う」状態に陥ります。
さらに、PEAの作用で興奮系ドーパミンも分泌され、興奮した状態になっているわけですね。
正式名称は、フェニルエチルアミン。
「恋愛ホルモン」とも呼ばれている神経伝達物質です。
脳内の細胞を一部破壊するため、理性が失われ、食欲減退に繋がったりします。
一目惚れの原因
一目惚れがなぜ起きるのか、生物学的な理由となる代表的な仮説があります。
- 錯覚
- 相手の理想的な特徴を見て、全体的に理想の相手と錯覚してしまうというもの。
- 親近感
- 顔のパーツや配置が相手と似ていることで、瞬時に強い親近感を覚えるというもの。
- 遺伝子
- 強い子孫を残すために遺伝子の異なる異性と交配しようと、特徴の異なる異性を求めるというもの。
- 女性に多くみられる傾向がある。
蛇足ですが……
男性は視覚的に魅力的な女性かどうか判定するため、一目惚れしやすいのかもしれません。
（確か「性欲の科学」っていう本に書かれていた）
女性は実際に合って、相手との相性を無意識に確かめてから好き嫌いを判定することが多いと言われています。
ちなみに、高学歴の人は恋愛経験が乏しい傾向があり、恋する判断材料が少ないです。
そのため、簡単に一目惚れするそうです。
あくまで、傾向があるというだけですが。
これでモテるようになったかなぁ？
メカニズムを理解しても、顔は良くなりませんよ。
要するに、顔ってことか……。
参考文献
一目ぼれに必要なのは0.5秒＝米研究(REUTERS)
目が離せない：魅力的な力の研究（英語）
一目惚れに関する記事（英語）
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