あなたはTwitterのいいね機能を使う理由、明確に答えることができますか?
意外とそんなに深く考えず、ハートを赤くしているのではないでしょうか。
そのいいねを活かす方法に深掘りしていきましょう!
承認の「いいね」
これ面白いな!
お、すごく有益な情報だ。
といったポジティブなリアクションの際に押すいいねです。
また、リツイートをして拡散するほどではないけど、とりあえず「いいね」しておこうかなというだけです。
「あるある!」と頷く人が多いと思います。
ブックマークの「いいね」
とりあえず「いいね」しておこうという心理の根底には、
タイムラインで流れていってしまうのは勿体ないから、「いいね」にブックマークしておこうという心理が働きます。
たまたま見かけた凄くお気に入りのツイート。
有名人ならすぐに遡って見つけることはできますが、
一般の全く知らないユーザだと、探すのに一苦労です。
しかし、いいねすることで、自分のいいね欄にブックマークすることができます。
最近、ブックマーク専用の機能が追加されましたね。
こういったことをマーケティング分野で「黒羊(Black sheep)」とも呼びます。
ほとんどの羊は白いのに、一匹だけ異なる黒い羊がいると目立つからです。
海外では厄介者だとか、他の人と違うような意味合いで使われる言葉のようです。
会話の終わりを告げる「いいね」
あなたも経験はありませんか?
「会話が終わりかな」という雰囲気の時に送る、LINEスタンプのような感覚です。
他愛もない会話をしている中で、特別良いわけではないけど、
いいねを押して「一旦私からの返信はないですよ」といったことを暗喩的に伝えることができます。
拡散するための「いいね」
いいねしたツイートは、自分のプロフィールに格納されるだけでなく、
フォロワーのタイムラインにも通常流れます。
「●●さんがいいねしました」
みたいなものが流れませんか?
他人が良いと思っていいねしたツイートなので、質の良いツイートが流れてくる可能性が高いです。
なので、「フォローしている人なので似た嗜好だ→ノイズが少ない→拡散しやすい」と考えられます。
Twitter社の戦略かな…?
個性の「いいね」
いいね機能は、ツイート内容だけでは分からない個人の個性が滲み出る部分だと思います。
コッソリこんなツイートをいいねしてるのか…など色んな一面が見ることも。
それを良いと捉えるか、悪いと捉えるかは個人の自由です。
使い方によっては、個性のアピールにとても最適です。
好きな音楽やテレビ番組、アイドルなどの「いいね」から新たなコミュニケーションが生まれるかもしれません。
いいねに関する研究
レゲンスバーグ大学とノッティンガム大学は、いいねに関する研究を行なっています。
なぜ「いいね」するのか、どのくらいの頻度でしているのか。
それがネット上での社会的相互作用(ソーシャルインタラクション)のために、どのような役割があるのか研究しています。
「More than Liking and Bookmarking? Towards Understanding Twitter Favouriting Behaviour」という論文によれば、
Twitterユーザーの約4分の3 (73.5%)しか、実際に「いいね」したことがないことがわかりました。さらに、そのうちの77.4%は、自分が「いいね」したツイートを一度も見に行かない、滅多に見ないという人でした。
ブックマークが目的ではない人であれば、こういった使い方になるのは必然でしょうね。
そういえば、いいね欄を見返したことはあまりないな……。
まとめ
ブックマーク目的で「いいね」を使っている人は少ないことがわかりました。
調査対象としているユーザはおそらく海外なので、日本ではまた違った結果が得られそうですね。
余談ですが……
あなたは、「ファボ」と呼ばれていた頃からTwitterを利用していますか?
現在のTwitterの「いいね」は、もともと星のマークだったんです。
TwitterとVineの上にハートが登場です。これまでの星☆アイコンから、いろいろな感情を表すことができるハート♡アイコンに変更しました。 pic.twitter.com/i7gZ5lyHGX
— Twitter Japan (@TwitterJP) November 3, 2015
参考文献
https://www.marketingdonut.co.uk/social-media/twitter/eight-reasons-to-use-twitter-s-like-feature
https://www.brafton.com/news/twitter-users-favorite-posts-research/
http://www.cs.nott.ac.uk/~pszmw/pubs/icwsm2014-favouriting.pdf