仕事をしていても、部活動をしていても上司(先輩、先生)が居るものです。
心地良い関係が築けていれば問題ないですが、誰しもそうとは限りません。
あの上司なんなん。
眉間しわ寄せてるのキャラ被ってるんだけど!!!
え、それ本人の前で言う?
誰でも相性というものがあるので、
ストレスのかかる上司の下につくこともあります。
実は、リーダーとなり得る人は4つに分類されることが分かっているのです。
PM理論とは
社会心理学者の三隅二不二(みすみ じゅうじ/じふじ)氏が提唱したものです。
リーダシップを分類するための理論で、以下の機能のバランスでリーダシップのタイプが分かるという利点があります。
- P機能(Performance)
- 目標達成のために部下に働きかけること
- M機能(Maintenance)
- 集団存続のために部下に配慮すること
上記の「P機能」と「M機能」を掛け合わせて、4つのタイプに分類されます。
- PM型 <理想の上司タイプ>
- 目標達成能力、集団維持能力が共に高い
- Pm型 <仕事人間タイプ>
- 目標達成能力は高いが、集団維持への配慮は低い
- pM型 <平和主義タイプ>
- 集団の維持・強化を優先するが、目標達成は疎か
- pm型 <遊び人タイプ>
- 目標達成能力も、集団維持能力も共に低い
苦手な上司の対処法
理想はもちろんPM型です。
では、苦手な上司にはどのように対処したら良いのか、
そしてどのように変化してもらえば良いのか挙げてみましょう。
また、チーム全体の雰囲気を良くするためにも、以下の対応方針を提案してみましょう。
- P機能(Performance)を高める
- チーム全体の目標・情報共有を綿密に行い、業務手順や進捗の認識を揃える。
そうすることで仕事における目標達成を高確率にする上、ミスなども素早く共有できる状況を作ることができる。
- チーム全体の目標・情報共有を綿密に行い、業務手順や進捗の認識を揃える。
- M機能(Maintenance)を高める
- 部下との定期的な面談を設け、メンバーそれぞれの目標・得たいスキル、不満などに耳を傾ける。
心を開いて話してもらうためにマンツーマンで面談をするのもコツ。
メンバーそれぞれが上司に対する信頼を高め、不満を認識しているというだけでも安心感を抱かせることができる。
- 部下との定期的な面談を設け、メンバーそれぞれの目標・得たいスキル、不満などに耳を傾ける。
本当に対処法になるのか
上記で挙げた対処法で、苦手な上司と上手くやり合えるのかと疑問に思った方もいらっしゃると思います。
規模の大小に限らず、チームを管理する上司はマネジメントする立場にあります。
そんな苦手な上司を、PM理論で分析すると何処かに欠点があります。
それをチーム全体で補うという方法で、対処法を挙げました。
もし「新人で意見が言えない…」「内気でそんな勇気がない…」そんな時は、上司に近い身近な先輩に相談してみましょう。
まとめ
チームリーダーや、上司となる人物は、4つのカテゴリに分類できることが分かりました。
面倒な上司がどのカテゴリに当てはまるのか、何を補えば理想の上司になり得るのか分析して対処法を考えて行きましょう。
また、自分がリーダーとしてどこを補えば良いのか、自己分析する時にも役立てることができます。
ぜひ他己分析、自己分析で活用してみてください。