HTMLやCSSを使った「静的Webサイト」ではなく、動的に動くWebサイトを作ってみましょう。
この記事では、前提知識となる「PHP」について学んでいきます。
前知識
HTMLとCSS
先ほど出てきた言葉についておさらいしてみましょう!
- HTML
- 静的Webサイトを作るためのもの(骨組みになる)
- CSS
- HTMLの装飾を行う
HTMLは、タグを使って構造を表します。
CSSは、そのタグを参照してデザインを定義したりするものです。
詳細は以下の記事を参照ください。
【この記事で入門】 HTML 基礎 【図解多数!】
プログラミングに興味があるけど、どこから手を出したらいいか分からない。
そんな方にオススメなのが「HTML」です!
この記事で、簡単なWebサイトを作ってみませんか?
【この記事で入門】 CSS 基礎 【初心者向け】
「CSS」はご存知ですか?
HTMLを装飾するための言語です。
この記事で、簡単なWebサイトを作ってみませんか?
静的と動的
- 静的
- 記述されたことのみ表示する
- ざっくりいうと「言われたことしかやらない」
- 動的
- 入力された値などによって表示が切り替わるなど、変化に応じて表示が変わる
- ざっくりいうと「その場に応じてやる」
PHPとは
PHPは、動的なWebページを作成するための「サーバサイドで処理されるプログラミング言語」のことです。
HTML(CSS)は、記述したものしか表示することができません。
それに対し、PHPは動的に処理することができます。
PHPが使われるところ
ECサイト(Amazonや楽天)、掲示板など様々なWebサービスに利用されています。
「PHP」は言語であることは忘れずに。
実際には「フレームワーク」というものを使って、現場では開発が行われることが一般的です。
たまにフレームワークと言語をごちゃ混ぜにしている人がいる(らしい)ので気をつけてください。
- 掲示板
- 入力した文字列をDBに登録など
- ECサイト
- ショッピングカートの中身を表示
- お問い合わせフォームなど
ブログCMSで有名な「Wordpress」もPHPで作成されています。
※このブログもWordpressを使用しています。
Webページにアクセスする度に、PHPが処理をしてHTMLを生成しています。
新着記事や人気記事など、自動的に処理して表示させているわけです。
PHPが理解できれば、Wordpressのプラグインも作成することができます。
PHPを実行するためには
HTMLやCSSは、ブラウザで読み込むだけなので開発環境自体は簡単に整えることができます。
一方、PHPでは、開発するために必要なものがいくつかあります。
クライアント側
- テキストエディタ
- これがないと始まらない。PHPのコードを書くために使います。
- FTPクライアント
- プログラムファイル(ソースと呼びます)を、Webサーバへ送るために使います。
- クライアントとサーバが同じPCの場合は、必要ありません。
- Webブラウザ
- Chromeなどのソフトウェアです。Webサーバへアクセスし、画像やテキストを取得、そして表示するものです。
- DBクライアント
- DBの中にあるデータを簡単に取り扱うためのソフトウェアです。
Webサーバ側
- PHP
- PHPプログラムを実行するために必要です。
- FTPサーバ
- FTPを使用してファイルの送受信を行うサーバです。
- Webサーバ
- ブラウザからの要求を受けて、PHPエンジンの実行、PHPプログラムの実行結果などから生成されたHTMLを応答として返すために使用します。
- DBサーバ
- データを管理する仕組みを「DBMS」と呼びます。いろんな呼び方がありますが、DBってことにします。
今回は、手元のPCで開発を行い、サーバも手元のPCで立ち上げてみます。
最後に
次は、PHPの実行環境を簡単に構築できる「XAMPP」についてご紹介します!
【Webアプリ製作入門②】XAMPP について学ぼう
XAMPP の概要、含まれている物ついて学びましょう!
参考
2.1 PHPを動作させる環境について | 神田ITスクール
PHPを動作させる環境について 2.1 PHPを動作させる環境について PHP言語を用いてプログラムを作ったり、作ったプログラムを動作させるには色々な準備が必要です。本章では、具体的にどのような準備が必要なのか確認していきましょう。 2.1.1 PHPに必要なもの PHPでプログラムを作って動かすためには、準備しな...