乳製品から果汁ジュースまで幅広く見かける「小岩井」の文字。
あの「小岩井」って実際なんなの?
地名?人の苗字?
意外と知らないこの「小岩井」ブランドの由来に迫ります!
知っておくと、年に1回くらいドヤ顔できるかも?
小岩井ブランドの発祥
小岩井というブランドの発祥は、「小岩井農場」という岩手県盛岡市にある農場が元となっています。
盛岡市は現在「中核市」に指定されている栄えている街です。
しかし、一昔前はそんな街ではありませんでした。
法定人口20万人以上という基準を満たし、政令による指定を受けた市町村区のこと。
小岩井農場の発祥
発起人ときっかけ
1888年(明治21年)6月12日のことです。
日本鉄道の父と呼ばれた鉄道庁長官 井上勝(いのうえ・まさる)が、盛岡市の山々を麓(ふもと)で眺めていました。
木もまばらで荒れ尽きた不毛大地を見て、「ここに大農場を拓こう」と誓ったそうです。
というのも、盛岡市に訪れたのは東北本線の延伸工事視察のためでした。
鉄道庁長官ということもあり、多くの田畑を潰してきたという後悔の念があったそうです。
荒れた広大な大地があるのなら開拓して、せめて自分の力で埋め合わせをしたい。
その思いから大農場を拓くと決意したそうです。
賛同者と誕生
大農場の開拓を決意した井上は、三菱財閥の顧問をしていた小野義眞(おの・ぎしん)にその夢を打ち明けました。
小野義眞は三菱財閥の顧問だけあり、初代総帥 岩崎弥太郎にとって重要な人物でした。
岩崎弥太郎が重大事案の判断を下す際、必ず小野の意見を聞いてから決断していたそうです。
小野は「あ、こいつやべぇ」と感じ取り、当時の三菱財閥2代目社長 岩崎弥之助(いわさき・やのすけ)に紹介をしました。
その思いを聞いた岩崎は感銘を受け、出資を決意。
そして井上が決意してから3年経った、1891年(明治24年)1月1日。
井上が場主となり、小岩井農場が開設されました。
お気づきだと思いますが、「小岩井」という名前は「小野・岩崎・井上」3人の名字の頭文字から取っていたんです……!
いま販売されているのはキリンだけど?
そう、蓋の頭に書いてあるのは「KIRIN」の文字。
実は現在、小岩井農場の筆頭株主としてキリンが買収しているんです。
なので、これまで小岩井農場が培った開発技術などを用いてキリンが販売・製造しているわけなんですね。
まとめ
やっぱり、お金持ってる人は頭もいいし
夢も実現しやすいんやなぁ。
頑張ってお金稼ぎましょう!
(小岩井ブドウジュースごくごく)